外国株投資信託
北米、欧州、アジア、新興国などの地域や、特定の国を投資対象とする投資信託、全世界に投資する投資信託などさまざまなものがあります。
当然投資する国によってリスク、リターンの度合いが違います。
【外国株投資信託のメリット】
これからの日本では人口も減少していきます、また高度経済成長時代のような成長は期待できず、今後は本格的な成熟経済を迎えるでしょう。
そうなると、日本の経済力は弱まり円の価値が次第に下がっていく円安が進行していくことが予想されます。
円安が進行していったときに資産がすべて円建てであると、資産の目減りは防げません。
しかし、資産の一部を外貨で保有しておけば目減りを多少なりともおさえることができます。
外国株投資信託に投資する意味はここにあります。
外国株を保有するということは外貨で保有していることと同じです。
外貨預金などを行なわずに、間接的に外貨建て資産を保有することはリスクヘッジとしてかなり有効であると思います。
【外国株投資信託の運用対象は?】
種類としてはグローバルに世界各国に投資するものと、特定の地域に投資するものとに分けられます。
グローバルに投資するものは複数の国が投資対象となり投資信託名称に『世界』『グローバル』『国際』といった名前がついているのが多いです。
特定の地域を投資対象とするものには、北米型、欧州型、アジア・オセアニア型、中南米型、エマージング型に分けられます。
エマージング型とは新興国を投資対象にしているものです。
いまはこのエマージング型の人気が高いですね!
BRICs株がまさにそれにあたります。(ブラジル、ロシア、中国、インド)
そのほか、東南アジア、東欧、南米などの新興国に投資する投資信託も出てきました。
新興国というのは急激な経済成長がありえるため、株価も飛躍的に上昇することがあります。
しかし、リターンにリスクはつきもの。
国が財政破綻を起こす可能性も同時に高いことを認識しておくことが大切です。(参考コラム:
BRICsファンド)