インデックスとアクティブ
株式投資信託の運用方針にはインデックス型とアクティブ型の2種類があります。
【インデックス型】
投資信託の運用で目標とする指標のことを
ベンチマークといいます。
日本の株式投資信託ではTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価がベンチマークに使われることが多く、この動きに連動させていくことを目標としているのがインデックス型の投資信託です。
ですからTOPIXが10%上昇すれば、インデックス型の投信も10%値上がりするようにできてますし、
逆にTOPIXが10%下落すれば、インデックス型の投信も10%下落するようになってます。
インデックス型のメリットは、
@毎日の基準価額確認がわかりやすいこと
A手数料が安いこと(信託報酬)
B長期的にはアクティブ型よりも運用成績は良くなること
この三つです。
@毎日の基準価額確認がわかりやすいこと
TOPIXや日経平均に連動されるようにできているので、
テレビのニュースで流れているTOPIXや日経平均株価を確認すればいいだけです。
A手数料が安いこと
インデックス型は手数料も安いです。
TOPIXや日経平均に連動させていくことが仕事なので組み入れる銘柄も決まっているし、
そこまでファンドマネージャーの手を煩わすことはありません。
※TOPIXとは東証一部の全銘柄の時価総額を足したものをある基準値で割った値です。東証一部銘柄とは日本株の代表的存在ですから、インデックス型の株式投信は要するに日本全体に投資しているようなものですね。
参考コラム:
TOPIX連動型投信のススメ
B長期的にはアクティブ型よりも運用成績は良くなること
投資信託の投資家さん達の大半が、なぜインデックス型投資をするのかというと、コレが理由なんです。
上昇相場なんかではアクティブ型ファンドの方が成績が良いのですが、下落相場も含めた長期間で見ると、インデックス型ファンドの方が成績が良くなるという結果が過去の統計から出ています。
参考書籍:
ウォール街のランダムウォーカー
※インデックス投資についてより詳しく学ぶ場合はこちらへ⇒
「インデックス投資について」
【アクティブ型】
アクティブ型というのは、インデックス型の反対です。
つまり
積極的にベンチマークを上回っていく運用を目指しています。
市場平均を上回ることを目標としているファンドと言うとわかりやすい(^^)/
アクティブ型のメリットは相場の平均より良い運用成績を得られる可能性があることです。
積極的にリターンを得るような運用を目指しますから、運用者(ファンドマネージャー)の腕がここでは重要になってきます。手数料はインデックス型に比べると高くなるのが普通です。
【インデックス型とアクティブ型のどっちがいいのか?】
一見アクティブ型のほうがいいかなと思いますよね。
でもアクティブ型のほうは手数料がインデックス型よりもかかりますので、一概にはアクティブ型のほうがいいとはいえないかもしれません。
相場次第によってはインデックス型のほうが結果がよいときもありますし、期間1年ではアクティブ型のほうが成績優秀でも三年五年と連続してインデックス型に勝つことはまれであることが統計ででています。
ただ中には凄腕のファンドチームとかあったりしまして、市場平均を凌駕するアクティブ型ファンドは実際に存在してます。そこそこ知られてきてはいますが、まだ成果がハッキリ出てないので、みんなあまり飛びついてはいません。(皆が飛びつく前に買うのがいいですよ。)
(管理人が思うインデックス型に勝てる・勝ててるアクティブファンド)
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ひふみ投信

運用成績に伴ってですが、知名度がじわじわと上がってきています。景気循環(景気⇒不景気⇒景気)がもう一回転すれば、アクティブファンドの筆頭として名前があがってくると思いますよ。組み入れてる銘柄が個人投資家目線で見ても抜け目がないです。良い銘柄がそろっています。