インデックス投資のリターン
インデックス運用で期待できるリターンは市場の平均値ですが、とくに長期投資においてはインデックス運用において優れた結果が出ています。インデックス運用会社の老舗である
バンガードを例に見てみましょう。
上の表をみてみましょう。
『バンガード500インデックス・ファンド』が
インデックス運用であり、
『大型ファンドの平均リターン』が
アクティブ運用です。
この表では短期でも長期でもインデックス運用を行っている『バンガード500インデックス・ファンド』が、
アクティブ運用である『大型ファンドの平均リターン』を1%以上常に上回ってます。
『大型ファンド』の中には成績の良くないアクティブ型ファンドが多数含まれているとはいえ、長期で見てもインデックス運用が上回っていることから、長期で見ればインデックスファンドに利があると見ていいでしょう。(※下の二つは債券のインデックス運用、アクティブ運用の比較です)
参考:
バンガード 2006年3月30日時点
なぜこのようにインデックス運用がアクティブ運用よりも成績が良いのか?
一番の理由は、運用にかかるコストにあるでしょう。
前ページで説明したとおり、インデックス運用はアクティブ運用に比べてコストが安いですから、長期でみると金食い虫となるコスト、これが小さい方が成績は良くなります。
次ページはインデックス投資と長期投資の関係について見ていきます。