インデックス投資のコスト
インデックス運用は、その成績を日経平均やTOPIXなどの市場の平均値(ベンチマーク)にできるだけ近づけることを目指す運用手法なので、コストの面では市場の平均値(ベンチマーク)を上回る成績を目指すアクティブ運用に比べるとかなり安くて済むんです。以下、コストについて詳しく考えてみましょう。
@運用管理コスト
ファンドの運用管理コストはインデックス運用ならば低くおさえることができます。
それは
インデックス運用ならばファンドに組み入れる銘柄を探すための人件費が必要ないからです。
アクティブ運用ならば、市場平均に勝つために掘り出し物の銘柄を探さなければいけません。そのためには実際に企業訪問したりと余計なコストがかさみます。
しかし、インデックス運用は日経平均をベンチマークとするならば、225銘柄を同じ様に組み合わせればいいだけなんです。個別に企業訪問したりする必要がなく、余計な人件費がかからないので、コストを低く抑えることが可能なんです。(人件費が低く抑えられるという点が大きいでしょうね。)
ですから、インデックス運用ならば私たち投資家が負担する手数料を安くすることができるんです。
A売買コスト
インデックス運用ならば、組み入れ銘柄を頻繁に売買することがないので証券の売り買いにかかる売買コストがかかりません。逆にアクティブ運用は銘柄を頻繁に入れ替えるので、そのぶんインデックス運用よりも売買手数料といった売買コストがかかります、年間で純資産額の1%ほどはその売買コストにあてられると言われています。
インデックス運用は以上の
二つの特徴があるため、アクティブ運用に比べてコストを低く抑えることができます。運用コストが安く済めば、それだけベンチマークにより近いリターンが期待できるということです。
次はインデックス投資のリターンについて見ていきましょう。