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リスク管理と資金配分


投資信託のリターンは銀行預金よりも大幅に大きいのですが、
もちろんリスク(損失の機会)もあります。


それはそうですよね。
もしも景気が悪くなった場合は株式市場が軟調に陥り、投資信託の運用成績も不調に陥ります。
そうなると元本割れという憂き目にも会うでしょう。



【長期運用が前提】
しかし、その元本割れのあとに大幅な上昇が待っているのが株式市場です。
(2011年現在は不況真っただ中に突入中、今こそこの言葉をきちんと噛み締めてコツコツ投資をしていってもらいたいと感じてます。)

元本割れなんか全く問題にならないぐらいその後に上昇していきます。
それは資本主義の歴史が証明しています。(儲けよう、、というのが資本主義ですが、一方で生活を豊かにしてくれているのも資本主義です。不思議なシステムの社会です。)


経済というのは好況・不況が交互に来ますから、どうしてもその影響を株式市場も受けてしまいます。
しかし、不況のあとは必ず好況が来るということを意識しておくと良いと思います。


『夜が開ければ朝がくる』といった自然の摂理と同じです。
人間は自然の生き物、その自然の生き物である人間が経済を動かしている。
当然、経済の動きも自然界の法則に従うもの。



『不況時に株式市場はじわじわ下がり、好況時前に大幅に上昇を開始する。』


この言葉を頭の片隅に置いておくと必ず役立つときが来ると思います。

『不況時に売って、好況時に買い付ける』という愚かなことをしなくてすみます。

またこの言葉から長期で運用してこそ意味があることが理解できますよね。

好況時が来るまで長い冬を待たなくてはいけないってことです。




次にリスク回避の方法について紹介していきます。

【@時間のリスク回避】
買い付けるときは不況時に買い付けるのが理想的です。
でも、不況の大底を言い当てるなんてことは経済学者でも難しい・・・。


ですから余裕資金は絶対に一気につぎ込まずに、
コツコツ買い付けていくドル・コスト平均法
のような手法がいいでしょう。

また最低3年以上、できれば10年間の長期運用を見積もる必要があります。
ですから、一度に現金を投資信託につぎ込むのは絶対にしてはいけないことなんです。
(投信で損をするという方のほとんどの方が一度に余裕資金をつぎ込んでしまってます!!)

余裕資金の一部で買い付けていき、
残りはローリスクローリターンの銀行預金、郵便局を利用するのも賢い選択です。
円で持ってても、いまの時代はデフレの時代ですから、勝手に価値はあがっていってます。みなさんは知らず知らずの間に実はリターンを享受していたりします。(海外旅行に行くとこの言葉が実感できると思いますよ。とくに欧州です。)



【A地域のリスク回避】
投資対象は日本だけでなく、他の先進国、あと新興国にも分散投資を行なったほうが良いでしょう。
確かに集中投資を行なったほうがリターンは良いですが、もちろんリスクも高くなります。

しかし、それほどリスクを大きくとることができない方には分散投資をオススメします。

分散投資ならば過去の統計上リスクもかなり減りますし、
下落相場で取り返しのつかない事態を回避できます。




【リスク管理のまとめ】
考えられるリスクは回避するのが投資で着実に資産を増やすコツであると言われています。
富裕層が利用するプライベートバンクなんかでは、まずリスク回避を徹底的に教えこまれます。
投資に通じているプロほどリスク管理の重要性を説いています。

彼らは減らさないことが最も重要だということを知っているからです。


↓に書かれてある5つの戒めは投資を行うにあたってのリスクに対するチェックポイントです。
参考程度に頭の片隅に置いておいてください。

               ☆5つの戒め☆

一、余裕資金で投資をすること(生活費の一部ではないですか?)
一、余裕資金を一度にすべて使わない(つぎ込んだあとに不況がやってくるかもしれませんよ。)

一、ドル・コスト平均法が基本(コツコツ継続投資をした者に微笑んでくれます。)
一、資産をなるべく分散させること(日本株投信、外国株投信、外国債券、現金)
一、以上の点をきちんと守り状況に合わせてこの戒めを変化させること(ダーウィンの進化論)






STEP1 投資信託初心者入門
 ◆ はじめに
 ◆ 投資信託とは?
 ◆ 銀行預金と投資信託の違い
 ◆ 投資信託のメリットは?
 ◆ 投資信託のデメリットは?
 ◆ 投資信託は長期運用が基本
 ◆ リスク管理と資金配分
 ◆ 投資信託の目的を明確
投資信託入門では投資信託とは何なのかを様々な角度から開設しています。投資信託と聞いていまひとつイメージの湧かない方や基本的な知識を知りたい方は「投資信託とは?」から順番に見ていってください。
STEP2 投資信託の購入方法 投資信託の購入方法及び購入時に気をつける点など
STEP3 投資信託の種類 様々な種類の投資信託を紹介

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