やさしい投資信託ガイドトップ運用報告書を読もう!運用報告書を読もう3

運用報告書を読もう3



     

さぁ続いてCheckAに移りましょう。
ちょうど2ページ、3ページ目にあたります。
『投資環境』『運用経過』『今後の投資環境および運用方針』という箇所です。)

CheckA「運用経過および今後の運用方針」
『どうしてこのような運用結果になったのか?』
その説明(言い訳)についてここでは記されてます。
運用報告書のなかで一番の注目ポイントだと思います。
目論見書に比べれば専門用語も少なく、わりと読みやすい文章だと思います。
(最近の運用報告書は読みやすいようにとくに工夫されてますからね^^)


【投資環境】
まず最初に運用した一年の出来事を細かく見ていきながら、状況説明してくれています。
「10月は〜〜。」「1月は〜〜。」といった感じに丁寧に説明してくれてます。
一年間の相場の状況を振り返りながら説明しているだけなので、特にとくに目を凝らして見るべきポイントでもないのですが、投資のプロが相場をどう見ていたのか、そのプロの視点を伺い知るだけでも読む価値はあると思いますよ。(「なぜあの時期に株価が軟調だったのか?」また「なぜ上昇していったのか?」などの見解を知ることができます。)

【運用経過】
次にどういった銘柄を組み込んでいったのかについて書かれています。
この点はけっこう注意して読むと面白い箇所だと思います。
ファンドマネージャーがなぜこの銘柄を組み込んでいったのか、その視点を間接的に知ることができます。(これについてはインデックス型の投信よりもアクティブ型の投信の方がためになると思います。自分で個別株式投資を行っている方なんかには、銘柄分析のヒントに良いのではないでしょうか。)
※ファンドによってはあまり詳しく書いてないところもあります。


【今後の投資環境および運用方針】
ここでは題名のとおり、今後の運用方針について書かれています。
具体的には現在の投資環境の読み取りから、それに対応して今後どう動いていくのかを説明しています。ファンドのレポートによっては、『今後は〜〜などの業種がポイントになると思います。』など具体的な展望まで紹介しているレポートもあります。
(信じきるのは危険ですが、プロの意見の参考として頭の中にいれておくのもいいですね^^)


CheckAのポイント
・現在がどのような状況にあるのか?
・どんな資産(銘柄)を多く組み込んだのか?

以上の点に注意して読んでいくと良いと思います。
とくにどのような銘柄を保有しているのかがポイントですね。



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