長期投資⇒リターンは安定?
長期投資を薦める理由の一つとして、一般に長期で保有すればするほど、投資のリターンは安定するってのがあります。
これは経済を短期的に捉えると大きく上昇したり下落したりするが、長期的には経済は少しずつ成長していくものなので、投資スパンを長くとって、リターンを安定させていこうという考えによるものです。
この事についてモーニングスターの記事で取り上げられていたので紹介します。
『投資期間とパフォーマンス』(
モーニングスター)
取り上げられていたアセットは、
@
国内株式
A
国際株式
B
国際債券 の三つです。
まずは@
国内株式型のリターンの推移を見てみましょう。
このグラフではある時点で投資した場合の1年後、3年後、5年後のリターンを示しています。
縦軸にリターン・横軸に投資期間をとっていますが、
投資期間が長ければ長いほどリターンのブレ(上下のブレ)は小さくなっています。
やはり長期だとリターンは安定してきますね。
また、赤丸で囲んである時期の棒グラフに注目してみてください。
棒グラフは新たに設定された投資信託の設定額を示しています。
棒グラフが高ければ、その時期に新たな投信が多く設定されているってことです(⌒-⌒)
この棒グラフが大きくなると、
パフォーマンスが鈍る時期に突入するってことがこのグラフから分かりますね☆
(かわりに棒グラフが小さい時期はリターンは良いのがわかります♪)
投資信託は昔から相場の過熱とともにたくさん設定され、相場の冷え込みとともに多くの投資信託が消えていくって言われています。そのことは、ずばりこのグラフから読み取れます(*゚▽゚*)
次にA
国際株式についても見てみましょう。
@の国内株式と同じです。投資期間が長ければ長いほど、リターンのブレは小さくなります。
また新たな投資信託の設定が増えると、その後のパフォーマンスは落ち込んでいくのも国内株式と同じです。
投資信託を始めるのに最も適している時期というのは、設定される投信が少ないとき。
市場から見放されている時期ってことですね。
B
国際債券について
最後に国際債券についてですが、
わずかですが、投資スパンが長期の方がリターンのブレは小さくなります。
以上の三つのパターンからわかったことは、
1.投資スパンは長ければ長いほどリターンが安定するということ
2.新たな投資信託の設定が少ない時期に投資を始めることこそが最大のリターンをもたらすであろう時期であるということ
の2点ですが、
このうち2番目をより意識して、投資信託の設定・設定額が少ない時期に投資に力を入れていく姿勢を高めていくことこそが大切であると感じます。
・・・・・・・・・・とはいうものの(^^;)
二番目を意識して投資するというのはなかなか難しかったりするものです。
なぜなら投資信託の設定が少ない時期というのは、不況の真っ只中ですからね。(2002年〜2003年)
「これから景気がよくなるのか、悪くなるのかわからない。。。」
「どっちかっていうと見通しが暗い印象しかもてない。。。」
悲観的なムードが漂っている時期です、、、買いに行きづらいかな(>_<)苦笑
(う〜ん、これからは
ドルコスト平均法が投資の主流になりそうですね☆)