MMF3・三つの利用法
MMFの特徴は、
@元本の安全性が高い
A換金性に優れている
B実勢金利に連動するので同等の利回りが得られる
こういったMMFの特徴から有効な使い方を紹介すると、
@まず一つ目は、
短期の資金運用に活用するというものです。
子供の入学資金とか住宅購入のための頭金などに最適。
MMFならば大きなリスクにさらされる心配もなく、元本も変動することがない。
こういった、
将来支払われることが決定しているような事に対して、準備金として一時的に置いておくのにMMFは適していると思います。
A二つ目は、
投資資金を一時的に置いておくためのプール場所としてMMFを利用することです。
毎月コツコツ貯蓄して、せっかくためた投資資金一度に使うような投資法は、当サイトでも警告しています。(毎月一定額をコツコツと積み立てていくことが時間分散によるリスクヘッジにつながる。)
ですから、一度に使わずに一時的においておく場所としてMMFは良いのではないかと思います。預金金利並みもしくはそれ以上の利回りが得られるのだから、投資する機会が訪れるまでMMFでじっと寝かせておくことも賢明な考えだと思います。
B三つ目は、
長期の資産運用の現金部門として活用することです。
とくに退職後に運用資産から定期的に決まった額の生活資金の引き出しを行うなどの場合は、資産の一部をMMFにしておけば、定額年金的な引き出しができます。
以上がMMFの有効利用法です。
どの利用法もMMFの特徴である、
リスクの低さ、
元本の安全性、
換金性の高さを最大限に依存しているものです。とくに元本の安全性の高さという点に着目してもらえれば、自分にあった利用法(自分だけの利用法)がみつかるのではないでしょうか。
【オマケ】
Q.MRF(マネーリザーブファンド)との違いは何ですか??
A.MRFは、30日以内の解約でも信託財産留保額がかからず、出し入れが自由です。
MMFの場合、買い付け後30日未満の解約の場合だと、一万口あたりにつき10円の手数料(信託財産留保額=そのファンドを買っているほかの投資家への迷惑料、解約手数料のようなもんです。)がかかりますよね。
(
MMF4へ続く・・・)