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ETFって何?


ETF(Exchange Traded Funds)の正式名称は株価指数連動型上場投信といいます。

株価指数連動型上場投信?

思わず『ウーン^^;』とうなってしまうような漢字の羅列ですね。
しかし意味はいたって簡単ですので二つに分解しながら説明していきますね。

【ETF=株価指数連動型上場投信】
『株価指数連動型』とは日経平均株価やTOPIXといったベンチマークに連動させる投資信託のことです。つまりインデックス型の投資信託ってことです。(インデックス型とは?
ETFは現在(2006年3月時点)13本ありますが、すべてベンチマークに連動させるインデックス型の投資信託です。(インデックス型がETFの条件なんです。)

『上場投信』とは、取引所に上場している投資信託のことです。個別株式銘柄と同じように売買することができます。一般の投資信託の場合だと、その日の基準価額の値で売買されるのですが、
ETFは上場していますから取引所が開いている時間帯(9:00〜15:00)に売買できます。ここが一般の投資信託と大きく違うところですね。

つまりETFとは、
『取引所に上場しているインデックス型の投資信託』ということになります。

             

ETFについてなんとなくイメージできたでしょうか?
それではそんなETFのメリット・デメリットを見ていきましょう。



【ETFのメリット】
@売買が簡単
取引所に上場されているので手軽に売買することができます。また一般株式と同じように信用取引も可能です。信用買いも信用売り(カラ売り)もどちらの取引もできます。(カラ売りできるというのは面白い点ですね。)

A信託報酬が安い
一般の投資信託に比べて信託報酬はかなり低めに設定されています。一般の信託報酬の相場はだいたい0.7%ぐらいが妥当ですが、ETFの場合は0.2%ぐらいしかかかりません。


【ETFのデメリット】
@売買手数料がかかる
取引方法は一般株式と同じ扱いですので当然売買手数料も同じです。(売買手数料は証券会社によって違います。)どうやら頻繁に売買すると信託報酬の安さを生かすことができないようです。

A流動性が低い
実はこの流動性の低さが大きなデメリットになってるんです。2001年より日本にもETFが登場してきましたが、いまひとつ流行らない理由はこれです。アメリカではETFが100本以上あるのに対して、日本ではいまだに20本にも満たない本数。

いざ現金が必要になりETFを売却しようとしても、流動性が低いとなかなか売却することができない状態が起こります。いままでにこの流動性の低さが原因で上場廃止になったETFもあるぐらいです。それぐらい流動性の低さというのは取引において重要なことなんです。

          



【ETFの今後】
投資の入門書などには「日本株にはじめて投資される方はETFから挑戦しよう!」なんてことがよく書かれています。ETFから挑戦してみるのもひとつの手ですね。ただ気をつけるべき点は「そのETFには流動性があるかどうか?」をチェック項目に入れておきましょう。一日の出来高や売買代金を見ればわかると思います、極端に少ないものは避けるべきですね。

現在のETFは流動性の低さが原因でやや魅力に欠ける商品となっています。
それでもこの流動性の低さという問題が解消されてくると、信託報酬代も非常に安いことですし魅力ある投資信託へと生まれ変わると思います。
ただ問題が解消されには注目を集める必要がありますけどね^^;(それが一番難しい。)



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