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投信の選び方のポイント



モーニングスターで『投資信託の選び方のポイント』について特集が組まれていました。
(モーニングスター:投資信託の選び方のポイント


注目点は以下の5つ。

@コスト
A運用成績
B純資産残高
C残りの運用期間
D売買回転率



@コスト注目!!
これは投信やってる人間では最も重視する点ですよね。
投資信託を購入するときにかかる販売手数料、運用してもらうのに払う運用手数料。とくに前者はノーロードといって、投信購入者の間では『販売手数料は無料のものが当然!』という感じになってきました。




A運用成績
これはどちらかというと、アクティブファンドを購入する人が重視すべき点なのかな。
アクティブファンドの運用者はベンチマークと呼ばれる目標値以上の成績を収めるために運用努力をしていきます。ベンチマークに該当するのは一般に「日経平均株価」「TOPIX指数」となります。

これらの指標は市場の平均値にあたります。

こういった指標を上回れば、それはファンドマネージャーの運用力が市場に勝っているという証拠。
過去5年・3年・1年で、そのファンドがベンチマークの成績以上の成績をおさめているかどうかをチェックすべきですね。

インデックスファンドの購入を考えている方は、ベンチマークに連動して動いているかどうかをチェックするだけです。(たいていのインデックスファンドが連動して動いているのでそこまでチェックしなくてもいいかも。)




B純資産残高注目!!
これはファンドの運用額にあたるわけですが、この純資産残高は大きければ大きいほどいいです。
なぜかって言うと、ここの額が小さいとファンド償還っていって、運用を辞めて清算してしまう恐れがあるからなんです。

ファンド運営者側にたって考えてみましょう!
運用額が大きければ大きいほど安定した運用が行えるし、なによりも運用者に払う手数料も少なくてよくなります。

残高がでかければ純資産額に運用報酬率を掛けて算出する運用手数料もでかくなりますからね☆逆に運用額が小さいと、運用手数料も小さくなるので純資産額に掛ける率が高くなり、運用手数料が高くなります。


運用手数料=純資産額(A)×運用報酬率(B)
(運用手数料を上げるにはAかBのどちらかを上げる方法しかありません。)




C残りの運用期間
長期投資を行う方はここは必ずチェックする点です。
長期目的で投資したつもりが、詳しく調べてみると『実はあと3年後に償還されるファンドだったのか〜。。』なんてことに陥ります。

長期目的で投信を購入する方は、ここは『無期限』というファンドを選ぶべきでしょう。




D売買回転率
これは、「ファンドが株式市場等で銘柄を売り買いする回数が少なければ少ないほど、売り買いにかかる手数料は少なくてすむでしょ!」との考えのもとにある考え方です。

個別株式銘柄を売買したことのある人なら分かるかと思いますが、売買するのに手数料がかかりますよね。
よく短期投資のデメリットにあげられてる、あれです。





【まとめ】
個人的に重視してるのは@コストB純資産残高ですね。
Aはインデックスファンドならばほとんど気にする必要はないはずですし、アクティブファンドなら保有している銘柄を運用報告書等で明細チェックするぐらいでしょうか。
Cは当然、無期限しか買うつもりないし、

そういえばD売買回転率は意外とチェックしてない点、、、これもコストのひとつなのでチェックすべき重要な点ですね。(反省)



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