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インフレは税金の一種


『インフレーションとは歴史上、最も重たい税金です』ウォーレン・バフェットの言葉より

【インフレの意味】
インフレーションって言葉を耳にしたことありますよね??
そうそう、物価が少しずつ上がっていくアレの事です(^.^)b
正確には物価が継続的に上昇していく現象のことを指します。

管理人も一時期まで経済用語として知ってはいたのですが、
「インフレーションが自分の資産にいったい何をもたらすのか?」といった、
その恐ろしい効用についてまでは具体的に確認をとったり、勉強していませんでした^^;


アメリカが誇る偉大な投資家・ウォーレン・バフェットはこう言っています。
『インフレーションが歴史上最も重い税金であることは、ちょっと計算すればすぐにわかります。』と。

では具体的に見ていきましょう♪


【インフレの怖さ】
彼の話を参考にインフレが歴史上、最も重たい税金であることを証明していきます!

例えば、
まずは自分の資産を年率5%の定期預金で運用すると仮定してみてください。
ここに条件を加えます!

条件1:インフレ率は0%であるが、所得税が100%かかる!

この場合、利息収入は得られません。
所得税100%ですから、利息はすべて所得税に持っていかれますもんね(>o<)

こんな税金政策をとっている国があったら、革命起こりますねw
しかし、インフレを見てみぬフリする国も所得税率100%と同じ効果を持つ税金政策をとっていることにつながるという事実はあまり知られてません。


つまり、こんな条件ならどうでしょう?

条件2:所得税は免除しますが、インフレ率は5%!

一見すると、所得税が免除されているので利息収入が丸々得られてラッキー♪となります。
しかしココが重要!!

インフレ率が5%あるということは、『利息収入は得られても、預けている元本が5%目減りしている。』という事実にはなかなか気がつきません。

つまり条件2でも条件1でも効果は同じなんです。


数字上の簡単なマジックとでもいいましょうか^^;
上で紹介した例で言えば、
『所得税率100%=インフレ率5%』という結果になります。



こういった事実は普段何気なく生きていたらあまり気がつかない事実ですよね。
実際に確認をとってみて初めて気がつく!みたいな^^;

管理人も本を読んでなかったら、インフレが重たい税金の一種であることをいまだに理解してなかったかもしれません(>o<)笑
感覚的には理解できるんですが、数字上の確認をとるとより実感できます。
こういったことは様々なものについても言えますね♪



※本や雑誌なんかで『投資しないことのリスク』をインフレを使って説明している記事を見ます。「株を保有することは資産をインフレから守る効果を持つ!」といった投資を促す記事です。

株式を保有することは、確かに資産をインフレから守ることにつながります。

インフレ→インフレが業績向上(数値上)を後押し→企業価値の増大(数値上)→株価の上昇

ただし、保有銘柄が業績好調であるか堅実な業績であることが条件ですd(^-^)
でも好業績でなくてもOKです!
堅実に利益を出していて、かつ配当金をコツコツ出している会社が理想的ですね!
そういった企業の株価の変動は幅が小さいですからね☆

※「そんな企業を探せない!」って方は投資信託で充分です!
TOPIXに連動する投資信託をコツコツと長期に渡って積み立てていけば、リターンは得られます♪
(参考コラム:自分の考えていることTOPIX連動型のススメ



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