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二つのアクティブ型(2006年3月15日更新)


投資信託の運用方針は、ベンチマークに連動させるインデックス型とベンチマークを積極的に上回るアクティブ型にわけられます。

さらにアクティブ型運用には組み入れ銘柄に対するアプローチ方法が二つあります
その二つのアプローチ方法は、
トップダウンアプローチボトムアップアプローチというものです。
目論見書を見ればどちらの手法を使用しているのか確認できます。


@トップダウンアプローチ
トップダウンアプローチというのは、
経済成長率や為替・金利の動向などマクロ経済指標の分析・予想から投資する業種を決定し、さらにその業種の中から銘柄を探していくという手法です。
要するに『経済全体の動きをとらえて、大きい視点で銘柄を探していく』という運用手法です。


Aボトムアップアプローチ
ボトムアップアプローチというのは、
個別銘柄をじっくり分析、調査して銘柄選定していく運用手法。
具体的には、ファンドマネージャーやアナリストが直接企業に出向いてIR担当者や経営者の話を聞き、その話をもとに銘柄を選定していく手法です。


【参考たとえ話】
ふたつのアプローチ手法をたとえていうのならば、
インドという国全体を調査分析してインドにある企業をたくさん投資するのがトップダウンアプローチ。
インドという国の選りすぐった優秀な企業を分析して投資するのがボトムアップアプローチ。
なんとなくですが理解できたでしょうか?



【二つのアプローチのメリット・デメリット】
      

両者のメリット・デメリットを考慮して、投資信託を選定する必要があります。
でも、まぁほとんどがボトムアップアプローチばかりですね。



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