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分配金について(2006年3月15日更新)


分配金とは投資家から預かった資産を増やすことができた場合に、投信の決算時に投資家へと支払われるお金です。株式投資でいう配当金のようなものですね。

株式会社が業績好調のときは株主へと配当金が支払われます。
投資信託も同じで、運用が上手くいき資産を増やすことができた場合は分配金が支払われるんです。
ですから運用が上手くいかなかった場合に分配金がもらえないこともあります。

また、投資信託の中には分配金を出さずに運用へとまわす投資信託もあります、しかし分配金をださない投資信託だからといって、その投資信託は良くないのかといったらそういうわけでもありません。
分配金を出さずにそのぶんを運用へ回して資産が増えれば、投資信託の株価である基準価額も上昇しますからね^^


さて、この分配金には種類が二つあります。
それは普通分配金特別分配金です。
この二つはちょっとだけ紛らわしい内容になってますが、このコラムを落ち着いて読んでもらえれば理解できると思います。ゆっくり理解していきましょう。

【普通分配金】
普通分配金とは、投資家から預けられた資産をもとに増やした中から支払われる分配金のことです。これには20%(2008年3月までは10%)の税金が差し引かれます。
純粋な運用利益から支払われていることになっているので、税金も20%取られます。
この点は株式投資の配当金と同じですね。

【特別分配金】
特別分配金とは、投資家の保有している期間ごとに調整されたお金に相当し、運用の結果増やしたお金ではないため税金はかかりません。
つまり、特別分配金とは預けられた資産を取り崩して支払われている分配金ということになります。
株式投資でいうタコ足配当に似ていますね(タコが自分の足を食べているのと同じこと。)


文章だけでは理解しにくいと思うので図で示してみました。
上の文章を読みながらゆっくり確認してみてください。

     

この図を見れば、特別分配金には税金がかからない理由がわかると思います。
元本取り崩してるだけですからね^^;
(利益が出てない所からお金を取るほど政府もひどくはありません。)

普通分配金にはきっちり税率がかけられてます。



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