SRIファンド
SRIとは「Socially Responsible Investment」の略称で社会的責任と訳されます。
近年、企業の社会的責任を求められる出来事が相次ぎました。三菱自動車のリコール問題やカネボウの粉飾決算、つい最近ではライブドアの粉飾決算も発覚されましたよね。
こういった事件を背景に最近注目を集めてきているのが、SRIファンドと呼ばれるものです。
【SRIファンドの銘柄選択】
SRIファンドに組み入れられる銘柄は、従来とは異なった観点から評価されます。
その評価ポイントである判断基準は、
『企業経営において社会的責任を果たしているかどうか』を見ています。
社会的責任とは具体的にどういうことなのかというと、
企業が、地球環境・従業員の労働環境などを考えて経営をおこない、また従業員・株主・取引先・地域社会などの利害関係者(ステークホルダー)との関係に配慮した経営をしていることをいいます。
つまり、「利益重視主義に走らずに社会を担う一員として正しいプロセスを経て利益を生み出そうとしている企業を評価しよう。」ということです。(そういう会社は中長期的に伸びる企業だと思われています。)
確かに長期で見ればTOPIXを上回ってますので信憑性はあるようです。(参照:
モーニングスター)
【SRIファンドの今後】
SRIの概念が一般的に根付くのはもう少し先の時代になりそうです。
いまはまだ小さなさざ波が起こっている程度、SRIファンドも最近設定されたものばかりです。
それでもファンド数はけっこう増えたと思います。(参考:
モーニングスター)
今後の動きに注目ですね。
(よりSRIについて詳しく知りたい方は→
MS−SRI)