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コンテンツファンド


コンテンツファンドとは、ゲームソフトや音楽、アイドル(写真集)、イベント、遊園地などのコンテンツを投資対象とした投資信託です。投資したものの売れ行きや入場者数によって得た利益を投資信託の保有者に還元するしくみになっています。
なかなかユニークな投資信託の商品だと思います。

    


【どんなコンテンツファンドがあるの?】
コンテンツファンドの例をいくつかあげて見ていきましょう。

例@「ゲームファンド・ときめきメモリアル」
2000年にコナミがみずほ証券とマネックス証券が共同で一般投資家を対象(最低投資対象は10万円から)として、「ときめきメモリアル3」「ときめきメモリアル Girl's Side」の開発資金を調達しました。
結果は1口あたり10000円が償還日(運用終了時)には1口あたり10088円になったそうです。
(運用期間が2000年〜2003年ですので、う〜〜ん、完全に微妙ですね^^;)


例A「イベント・ゴールデンライオン」
2002年、東京ファイナンスアンドエンターテインメントが中国雑技団の日本公演資金をオンライン証券会社であるとDLJディレクトSFG証券(現楽天証券)を通じて資金を調達しました。
このコンテンツファンドはけっこうな注目を集めましたが…結果は赤字だったようです。


例B「イベント・ジュラシックパーク・インスティチュートツアー」
イートレード証券を通じて販売されましたが、これは相当ひどいものだったようです。
いろいろ探してみたのですが、運用実績は非公開^^;(うわさによると元本が10分の1まで目減りしたんだとか・・・・・つまり大赤字ですね。)


例C「新人グラビア☆アイドルファンド」
2003年、ジャパンデジタルコンテンツ(JDC)がジェット証券と共同で個人投資家を対象(一口5万円)とした新金融商品「新人グラビア☆アイドルファンド」を組成、アイドルの活動資金を調達しました。
結果は・・・うん、こちらも微妙なような感じです。(売上高などを見ましたが、ちょっとだけ元本割ってましたね^^;)



【コンテンツファンドの行方】
いまのところそれほど魅力的な商品とは言えないかもしれませんね。
ファンドの購入者が売り上げに貢献しているという感じですからね。(新人グラビアアイドルファンドなんかまさにそうでしょうね^^;)
ファンドを買って将来の利益に期待するというよりは、夢を買う商品と考えたほうがよさそうです。

しかし、まだコンテンツファンドの歴史は始まったばかりです。もしかしたら驚くべき収益をあげられるようなファンドが登場してくるかもしれません。今後のコンテンツファンドに一応注目はしています。



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