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コモディティファンド


コモディティとは商品という意味です。
コモディティファンドとは商品に投資する投資信託のことです。

「商品に投資する?」

商品に投資するという表現ではわかりにくいですね^^;
つまり、商品先物取引市場に投資する投資信託という意味です。
コモディティファンドとは商品先物取引市場の価格変動によって成績が変化します。
昨今の商品価格の上昇を受けて(原油の高騰など)、インフレヘッジ商品として注目を集めつつある投資信託のひとつなんです。


【コモディティファンドの例】
ダイワ・コモディティインデックスファンド(ジム・ロジャーズ世界探検期)
コモディティファンドの中で最も有名な商品はこれですね。
商品名に「ジムロジャーズ世界探検期」という副題がついてますが、ジム・ロジャーズというのは世界的にも有名な投資家です。(あのヘッジファンドのジョージ・ソロスとは元同僚です。)
投資信託の投資対象のなかに彼が所有するファンドを組み入れてることから、こんな副題がついてるわけです。

彼は、『21世紀は商品の時代だよ!』って言ってます。
ちなみに彼はトップダウンアプローチのプロ中のプロです。
カッターシャツに蝶ネクタイという服装を好むチャーミングな彼ですが、先見の明はあるようです。

個人的にも、商品ファンドは今後有望だと考えてます。というのも、21世紀は爆発的に人口が増加する世紀となります。消費する量も半端ないため、食糧や資源価格の値段も爆発的に上昇します。

これには先例があって、16〜17世紀のヨーロッパがそうでした。スペインが南米から大量に銀を輸入したからインフレが起こったと歴史の教科書には書かれてたりしますが、実際は当時農業革命が起こり、人口が爆発的に増加し、大幅に需要が伸びたためです。これにより『価格革命』とよばれるインフレ期が到来しました。そして人口増による需要増とその需要を補うために供給を増加させた、これはやがて「産業革命」につながっていくのです。
(販売証券:大和証券



【コモディティファンドの行方】
ジムロジャーズの言葉を信じるのなら、
インフレに強い商品の分散投資先として魅力的な商品だと思います。
資産の一部をこういうのに分散投資をするのもいいと思います。
ただ現時点ではひとつ問題がありまして^^;

上に出てきた商品の販売証券である大和証券のサイトにいてもらうとわかるのですが、
この商品を買うのに必要な最低必要資金はなんと・・・、

500万円!?

「コモディティファンドは富裕層のための商品だ!」と皮肉を書いてた雑誌のとある記事を思い出しました。『そういうことだったんだね^^;』と
それでも、10万円ぐらいまで小口化されたら相当人気の出る商品なのではないでしょうか。


※2006年6月1日よりマネックス証券からコモディティファンドが販売されました。
値段は安く、1万円からの購入が可能です。(マネックス証券ということで、人気が出るかどうか見ものですが、あまり人気化しなかった場合に限り、詳しく分析していこうと思います。)

コモディティファンドの続報!!
雑誌などで頻繁に取り上げられてきました、少しずつですが人気が出始めているようですね。


<商品基本データ>
ファンド名:ニッセイコモディティファンド
販売手数料:2.1%
信託報酬(運用報酬):1.26%
最低必要購入資金:一万円
販売会社:マネックス証券
運用会社:ニッセイアセットマネジメント



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